二次創作カテゴリーを追加しました。
絵は絵板の方がメインですが、
突発的に思いついたネタとかSSなんかは、
メモついでに、こっちに書いていきたいと思います。
ってなわけで、さっそくSS。
※腐女子向け注意!
無双の兼続×政宗です。
ばっちこい!な方は↓から、どうぞ。
ふいに背中に回された両腕、
抵抗する暇もなく、抱き寄せられた。
久方ぶりの温もりに、懐かしさを覚える。
忘れかけていたはずの感覚を、
押し殺していたはずの感情を、思い出しそうになる。
やめろ、やめろやめろやめろ。
そう言って逃げ出してしまいたいのに、体が強張って声すら出ない。
そんな自分が、たまらなく情けなくなる。
認めたくはない、しかし、
敵わないと、思う。
「山犬」
そう声をかけられ、政宗は、ゆっくりと顔を上げた。
自分より一回り背の高い、その男を上目遣いに睨み付け、
小さく舌打ちを洩らす。
「いつまで、そう呼ぶつもりじゃ」
心底、不満そうな顔で言う。
気に入らない、
その呼び方も、奴の腕の中にいる、今この状況も。
だいたい、矛盾している。
汚らわしい山犬を抱き締めるなど。
噛み付かれても知らぬぞ、と独り言のように小さく呟く。
「お前が、きちんと躾けられるまでだ」
可笑しいくらいに真剣な声と表情で、目の前の男、兼続は答えた。
真っ直ぐに自分を見つめる、その視線が痛くて、思わず目を逸らす。
いつだって、そうだ。
この男は、自分の気持ちなど見透かしている。
それが政宗は気に食わない。
このような男に。
山犬、などと。
人を人とも思わずに。
負けたはくない、しかし、敵わないのは、
自分自身が一番よく知っている。
だから、
ただ、認めて欲しかった。
「躾ける?わしを?馬鹿め、誰が貴様になど」
そんなことを言いつつも、
背中に回された腕を振り払おうとはしない。
頭は胸に預けたまま、
兼続の胸元に置いた手を、ぎゅっと握り締める。
彼が山犬と揶揄したように、
誰にも懐かず、いつだって敵意剥き出しで吠えてばかりの政宗が、
初めて見せた、弱い表情。
愛おしいと、思った。
子供をあやすように、そっと、優しく髪をなでる。
心地良さそうに目を細める政宗に、
兼続の口から思わず笑みがこぼれた。
ああ、本当は、ずっと求めていたくせに。
愛情に飢えた獣に、手を差し伸べてやろうと、
少しだけ、自分の元に繋いでおいてやりたいと、思った。
彼が、山犬が、もう迷うことのないように。
「いつか、戸惑うことなく、名前を呼べるように」
政宗の隻眼から、一滴の涙が伝い落ちた。
終わり
お絵描きしてたら、突然、創作意欲がわいてきて、
深夜のテンションで書きなぐってみました。
ネタ自体は結構前に思いついたやつなんですが、
書いてるうちに、どんどん方向性がわからなくなってしまった。
やっぱり文章は難しい。
特に時代ものは知識がないと手だしにくいですね。
横文字が使えないのがきつい。笑
無双め!
本編でもエンパでもオロチでも、シチュエーションは、ご自由に。
っつーか慶政本命なのに、しょっぱな兼政とか、ごめんなさい。
兼政だって好きなんだもの。
再臨で政宗に「一緒に正しい道を歩もう」みたいなこと言ってたし、
きっと兼続は政宗のことを更生させたいんだろうなあ、と。
若干、史実の影響もあるけど、
政宗は、ひとりぼっちで愛情に飢えてるイメージがあります。
兼続は政宗に愛を叩き込んであげるといいよ!
個人的に兼続は、おせっかいというか世話焼きというか、
政宗を私の義と愛に染めちゃうぜ!的な。(うわあ、うざい)
つたない文章ですが、ちまちま書いていきたいと思います。
まとまったら本格的にサイトの方にアップし直したい。
あああああ時間がないいいいい。
バイトいってきまーす。
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